【C言語】10進数から16進数に変換するプログラム 【C言語】10進数から16進数に変換するプログラム – みなためラボ

【C言語】10進数から16進数に変換するプログラム


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はじめに

みなため

どうも! みなため(@MinatameT)です。

この記事では、入力された10進数を16進数に変換するプログラムを紹介します。プログラミング言語はC言語です。

16進数は、0からFまでの数字や文字を使って値を表現するものですね。

あまり難しいものではありませんし、1つずつ確実に理解していけばOKです。

キャラクター

それでは、プログラムをさっそく確認していきましょう。

10進数から16進数に変換するプログラムの例

ソースコード

#include<stdio.h>
#include<math.h>
#include<string.h>

int main(void)
{
  int d; //入力値d
  char x[17] = "0123456789ABCDEF"; //16進数の配列
  char x0[2] = {0}; //16進数の右から1ケタめ
  char x1[2] = {0}; //16進数の右から2ケタめ
  char x2[2] = {0}; //16進数の右から3ケタめ
  char x3[2] = {0}; //16進数の右から4ケタめ
  char x4[2] = {0}; //16進数の右から5ケタめ
  char xfin[6] = {0}; //16進数に変換した結果
  int L; //ループ用変数L
  int xv0,xv1,xv2,xv3,xv4; //16進数のそれぞれの桁の重み

  printf("0から1048575までの10進数の整数値を入力。>");
  scanf("%d",&d); //dに10進数の整数値が入る。
	
  /*16進数の計算*/
  xv0 = (int)(d/(pow(16,0)))%16; //16^0の位
  xv1 = (int)(d/(pow(16,1)))%16; //16^1の位
  xv2 = (int)(d/(pow(16,2)))%16; //16^2の位
  xv3 = (int)(d/(pow(16,3)))%16; //16^3の位
  xv4 = (int)(d/(pow(16,4)))%16; //16^4の位

  for(L=0; L<16; L=L+1)
  {
    if(xv0==L)
    {
      strncpy(x0,x+L,1); //x0に、配列xのL番めからの値を1つ分代入する。
    }
    if(xv1==L)
    {
      strncpy(x1,x+L,1); //x1に、配列xのL番めからの値を1つ分代入する。
    }
    if(xv2==L)
    {
      strncpy(x2,x+L,1); //x2に、配列xのL番めからの値を1つ分代入する。
    }
    if(xv3==L)
    {
      strncpy(x3,x+L,1); //x3に、配列xのL番めからの値を1つ分代入する。
    }
    if(xv4==L)
    {
      strncpy(x4,x+L,1); //x4に、配列xのL番めからの値を1つ分代入する。
    }
  }

  snprintf(xfin,6,"%s%s%s%s%s",x4,x3,x2,x1,x0); //xfinにx4~x0を連結させたものを代入する。
  printf("%d(10進数) = %s(16進数)\n",d,xfin); //16進数に変換した結果を出力する。
  
  return(0);
}

#include<math.h>は、pow関数を使うために必要です。pow関数については、以下の記事を参考にしてください。

#include<string.h>は、strncpy関数を使うために必要です。strncpy関数は、ある文字列を他の文字列に「上書き」するために利用されます。

strncpy関数の使い方については、以下の記事を参考にしてください。

snprintf関数についてですが、左から順番に見ていくと、xfinが代入先です。次に、「6」というのは代入する合計文字数 + 1の値です。次に、%sが5つありますが、これは代入する変数の数だけ%sを書きます。最後に、代入する変数名を「,」で区切って順番に書きます。

snprintf関数の使い方については、以下の記事を参考にしてください。

char配列の宣言時に必要な文字数 + 1のサイズを確保しているのは、終端文字(NULL)が1つ入るためなのですが、ここでは詳しく説明しません。

また、char配列の宣言時に {0}; としているのは、配列の中を0で埋め尽くすため(ゼロクリアー)です。これをしないと、計算結果が間違う可能性があります。

キャラクター

それでは、実行結果を確認していきます。

実行結果の例

0から65535までの10進数の整数値を入力。>55
55(10進数) = 0037(16進数)

これは、入力値の55(10進数)が37(16進数)に変換された様子ですね。

念のため、正解しているかどうか、検算してみましょうか。

右から2ケタめの大きさが3 × 16 = 48です。

最後に、48 + 7 = 55になるので正解ですね。

0から65535までの10進数の整数値を入力。>315
315(10進数) = 013B(16進数)

これは、入力値の315(10進数)が13B(16進数)に変換された様子ですね。

これも、念のために検算してみます。

まず、右から3ケタめの「1」の大きさは、1 × 256 = 256ですね。

次に、右から2ケタめの「3」の大きさは、3 × 16 = 48です。先程も似たような計算をやったような気がしますが、次にいきます。

最後に、一番右の「B」の大きさは、1 × B = 11です。

……ということで、256 + 48 + 11 = 315となります。正解ですね。

キャラクター

今回はここまでです。ややこしい文法もありますが、慣れたら平気です。皆さん、お疲れ様でした。

以下、関連記事です。興味があればどうぞ。

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