もくじ
はじめに
どうも! みなため(@MinatameT)です。
この記事では、if文(条件文)でOR条件を使う方法を説明します。
OR条件は、「複数条件があり、そのうちの最低1つが満たされているのなら……」というものですね。
OR条件の文法
文法OR条件は「||」で表します。例えば、x==0 || y==0 なら、xかy、またはその両方が0のとき……という意味です。
ちなみに、「|」という記号は「バーティカルライン(パイプ文字)」といいます。入力方法は、「Shiftキー」を押しながらキーボードの右上のほうにある「\キー」を押すと表示されます。
それでは、簡単な使用例を見ていきましょう。
OR条件の使用例1
ソースコード
#include<stdio.h>
int main(void)
{
int a,b;
a = 0;
b = 0;
if(a==0 || b==0) //aかb、またはその両方が「0」なら
{
printf("aかb、またはその両方が0です。\n");
}
else //上記if文の条件に該当しなかったのなら
{
printf("条件に該当しませんでした。\n");
}
return(0);
}
実行結果
aかb、またはその両方が0です。
aとbの初期値は0なので、if文の条件に引っかかって、「aかb、またはその両方が0です。」が出力されました。
では、aの値を変えた場合のソースコードと実行結果を見ていきます。
OR条件の使用例2
ソースコード
#include<stdio.h>
int main(void)
{
int a,b;
a = 100;
b = 0;
if(a==0 || b==0) //aかb、またはその両方が「0」なら
{
printf("aかb、またはその両方が0です。\n");
}
else //上記if文の条件に該当しなかったのなら
{
printf("条件に該当しませんでした。\n");
}
return(0);
}
aの初期値を100に変更しました。さて、皆さん、実行結果をイメージできますか? 以下で確認してみましょう。
実行結果
aかb、またはその両方が0です。
aを100にしたものの、bが0のままなので、if文の判定に引っかかって「aかb、またはその両方が0です。」が出力されました。
OR条件の場合は、どちらか一方でも条件を満たしていればOKということです。
それでは、bの値も100にしてみると、どうなるでしょうか? さっそく見ていきましょう。
OR条件の使用例3
ソースコード
#include<stdio.h>
int main(void)
{
int a,b;
a = 100;
b = 100;
if(a==0 || b==0) //aかb、またはその両方が「0」なら
{
printf("aかb、またはその両方が0です。\n");
}
else //上記if文の条件に該当しなかったのなら
{
printf("条件に該当しませんでした。\n");
}
return(0);
}
実行結果
条件に該当しませんでした。
aも0ではありませんし、bも0ではありません。つまり、if文の条件を満たしていないので、else文の「条件に該当しませんでした。」が表示されました。
非常に簡単な例なので、理解しやすかったと思います。実際は、もっと複雑な条件を設定することもありますが、基本的な部分は今回の記事のとおりです。
なお、AND条件の使い方は以下の記事で説明しています。ぜひご覧ください。
今回はここまでです。皆さん、お疲れ様でした。