それぞれの範囲(下限と上限)の表
どうも! みなため(@MinatameT)です。
この記事では、int型、float型、double型、char型の範囲(下限と上限)を求める方法を紹介します。変数はすべて「符号付き」です。
まずは、求めた結果を表にまとめます。
変数の型 | 下限 | 上限 |
int | -2147483648 | 2147483647 |
float | 1.175494*10^(-38) | 3.402823*10^(38) |
double | 2.225074*10^(-308) | 1.797693*10^(308) |
char | -128 | 127 |
コンパイラーによって結果が変わるそうなのですが、私の使用しているコンパイラーでの結果は上の表のとおりです。
掛け算の記号は「*」、累乗の記号は「^」で表しています。
それでは、上の表の値を求めたプログラムを紹介します。
それぞれの範囲(下限と上限)を求めるプログラム
ソースコード
#include<stdio.h>
#include<limits.h>
#include<float.h>
int main(void)
{
int IntMax;
int IntMin;
float FloatMax;
float FloatMin;
double DoubleMax;
double DoubleMin;
char CharMax;
char CharMin;
IntMax = INT_MAX;
IntMin = INT_MIN;
FloatMax = FLT_MAX;
FloatMin = FLT_MIN;
DoubleMax = DBL_MAX;
DoubleMin = DBL_MIN;
CharMax = CHAR_MAX;
CharMin = CHAR_MIN;
printf("int型の上限 = %d\n",IntMax);
printf("int型の下限 = %d\n",IntMin);
printf("float型の上限 = %e\n",FloatMax);
printf("float型の下限 = %e\n",FloatMin);
printf("double型の上限 = %e\n",DoubleMax);
printf("double型の下限 = %e\n",DoubleMin);
printf("char型の上限 = %d\n",CharMax);
printf("char型の下限 = %d\n",CharMin);
return(0);
}
下限と上限を求めるためには、#include<stdio.h>に続いて、次の2行が必要です。忘れないようにしましょう。
#include<limits.h>
#include<float.h>
実行結果の例
int型の上限 = 2147483647
int型の下限 = -2147483648
float型の上限 = 3.402823e+38
float型の下限 = 1.175494e-38
double型の上限 = 1.797693e+308
double型の下限 = 2.225074e-308
char型の上限 = 127
char型の下限 = -128
eは「*10^」という意味ですので、例えば、e+38なら「*10^38(掛ける10の38乗)」になります。
前述のとおり、コンパイラーによって結果が変わるようなので、上記の結果と多少は違っていてもOKです。
今回はここまでです。皆さん、お疲れ様でした。