はじめに
どうも! みなため(@MinatameT)です。
この記事では、printf関数で何かの値を表示するとき、桁数指定をする方法を説明しています。
printf関数で桁数指定をしなければ、小数第6位まで表示されます。しかし、これだと読みづらい場合があります。また、任意のケタで四捨五入をした結果を表示してほしいときもありますよね。
……ということで、表示桁数を指定する方法について見ていきます。
全然難しくありませんので、まずは文法を確認していきましょう。
桁数指定の文法
桁数指定の方法printf文の「%Xf」の部分に注目します。Xを0.0にすると整数表示、Xを0.1にすると小数点第1位まで表示、Xを0.2にすると小数点第2位まで表示……となります。
それでは、実際の例を確認していきます。
printf文で桁数指定をする例
ソースコード1
#include<stdio.h>
int main(void)
{
double pi;
pi = 3.14159265359;
printf("pi = %0.0f",pi);
printf("\n");
return(0);
}
注目すべきところは、「%0.0f」です。0.0なので、整数表示になりますね。
実行結果1
pi = 3
予想通り、整数表示になりました。
それでは、「%0.0f」の部分の数値を変えてみましょう。
ソースコード2
#include<stdio.h>
int main(void)
{
double pi;
pi = 3.14159265359;
printf("pi = %0.1f",pi);
printf("\n");
return(0);
}
注目すべきところは、「%0.1f」です。0.1なので、小数点第1位まで表示することになりますね。
実行結果2
pi = 3.1
これも予想通り、小数点第1位まで表示されました。
最後に、数値をまた変えてみます。
ソースコード3
#include<stdio.h>
int main(void)
{
double pi;
pi = 3.14159265359;
printf("pi = %0.4f",pi);
printf("\n");
return(0);
}
注目すべきところは、「%0.4f」です。0.4なので、小数点第4位まで表示することになりますね。
実行結果3
pi = 3.1416
ここで、予想が外れた方もいらっしゃるのではないでしょうか? 3.1415ではなく、3.1416になっています。
実は、自動で四捨五入をしてくれているのです。ですので、おおよその大きさがわかるようになっています。便利ですね。
これで、printf関数での桁数指定の方法がわかったと思います。
今回はここまでです。慣れたら簡単ですので、ぜひ、桁数指定してみてください。皆さん、お疲れ様でした。