もくじ
はじめに
どうも! みなため(@MinatameT)です。
私はホラー系が大好きでして、ハラハラドキドキするようなアニメを見ることが多いです。
また、アニメSAOの第1期と第2期、プログレッシブの『星なき夜のアリア』は視聴済みです!
そんな私ですが、アニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』を視聴しましたので、その感想と考察を書きました!
アニメ情報
- アニメタイトル:劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ
- 原作者:川原 礫
- 制作会社:A-1 Pictures
アニメのタイプ
- 難解さ:ストーリーの理解の難しさ。内容の理解が難しく、考察することが多いアニメほど5に近づく。
- テンポ:ストーリー展開の平均的な速さ。展開が速いアニメほど5に近づく。
- SF要素:ストーリーや世界観のSF要素の強さ。現実から遠いアニメほど5に近づく。
- グロ:残虐描写の多さや強さ。グロいアニメほど5に近づく。
- エロ:性的描写の多さや強さ。エロいアニメほど5に近づく。
- ギャグ:笑わせる要素の多さや強さ。ゲラゲラと笑えるアニメほど5に近づく。
以下、感想と考察です。
本作に加えて『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』の範囲のネタバレも含まれていますので、ご注意ください!
総合的な感想
わかっていましたが、完全に前作の続きでしたね。
個人的に印象に残っているのが、PK(プレイヤーキラー)集団です。
現実のオンラインゲームと同じように、SAOの世界でも厄介なプレイヤーはいるものですね……。
まあ、SAO世界で死ぬと現実世界でも死にますから、PKの悪質さはどのゲームよりも圧倒的に高いといえます。
しかも奴らには人間としての知能があるので、ボスキャラよりも厄介に感じてしまいます。
そうした邪悪なプレイヤーがいることを理解し、早めに対策を立ててできるだけ多くの人が助かるように尽力していく必要がありますね。
ちなみに、映画タイトルの「スケルツォ」は音楽用語のようで「諧謔曲(かいぎゃくきょく)」ともいわれているようです。
前作を見ていないと意味不明になる
前作を見ている前提で話が進んでいきますので、前作を見ていない方は話の理解が難しかったと思います。
例えば、アスナがミトとの出来事(例:学校の屋上のモバイル対戦ゲーム)を思い出したり、回想であったようにミトがアスナを見捨ててしまったことも前作の内容ですよね。
まあ、特に中学生以下だとバトルシーンを中心にノリで楽しめたりもするのですが、話をしっかりと理解したければ前作の知識は必須です。
アスナとミトの縁(えん)
第5層ボス戦の戦力補充のためにミトに交渉しに行ったアスナでしたが、その場ではミトを加えることができませんでしたね。
「もしかしたらミトに勝てるかも?」と一瞬期待はしたのですが……。
ミトはアスナを1度裏切ってしまったことを強く後悔……いや、トラウマになっているようでしたね。
アスナを守りたいという気持ちと責任感が強いので、過去の自分の裏切り行為を許せずにいたのだと思います。
まあ、裏切られた側のアスナはあまり気にしていない様子に見えましたけどね。
さて、アスナは初撃決着モードでの勝負で事故って壊れてしまったペンダントの弁償として、ミトから高性能のペンダントをプレゼントしてもらいましたよね。
このミト産ペンダントが後になって役立ちましたが、こうなるのは正直予想できていました(笑)。
しかし、私の「第5層のボスが毒や麻痺の攻撃をしてくるのかな?」という予想は外れて、まさかの変態PK野郎が麻痺技使いでした。
話をミトに戻しますが、第5層でアスナがサンドイッチされて殺されかけていたときに、タイミング良く救出してくれたのがミトでしたよね。
「さすがにタイミング良すぎやろ!」とは思いましたが、こうしたご都合展開に見えてしまうほどアスナとミトの縁はとても強いものだ……という証明になったのではないでしょうか?
ちょっと大げさな表現かもしれませんが、私は今後も2人の縁が奇跡を起こすと信じています!
そういえば、森の中でミトがキリトに「嫌い。」と言った理由は、キリトがアスナに近すぎる(イチャイチャしている)からでしょうか?
「私の元カノの護衛をお前みたいな得体の知れない男に任せられるか!」といった感じ……は過激かもしれませんが(笑)、アスナの成長とポテンシャルに気づくような距離感のキリトが少し苦手なのかもしれませんね。
アルゴの強み
アルゴは情報屋として普段はソロで活動しているようですが、戦闘力もそこそこあることに驚きました。
よく考えてみれば、質の高い情報を手に入れるためには多少危険なこともしなければならないでしょうから、素早さや戦闘力が低ければ殺されて退場していてもおかしくないわけですね。
また、水上をちょっとだけ走れるシステム外スキルを会得しており、素の身体能力は高いと考えられます。
残念ながら第5層のボスについての事前情報は結果的にあまり役立ちませんでしたが、頭の回転が速く戦闘中の指示は的確だったと思いました。
見事な計画……のはずだった
キバオウのチームである「アインクラッド解放隊(ALS)」とリンドのチームである「ドラゴンナイツ・ブリゲード(DKB)」が対立していることに目をつけたPK(プレイヤーキラー)集団が、この2つのチームを殺し合いに発展させようとしていましたね。
そのために、ALSに合同パーティーをすっぽかせて第5層の攻略に行かせようとしていたわけです。
計画自体は悪くありませんでしたが、迷子中のアスナに運悪く会話を盗み聞きされたことと、ALSのメンバーであるリーテンとキバオウが(カツ丼は出ませんでしたが)正直に話してくれたことにより、「ALSとDKBを崩壊させる計画」を阻止するための作戦を立てることができましたね!
あのときアスナがおばけのレイスにビビって落下していなければ、この陰謀を阻止することはできなかったでしょう。
まさに奇跡です。
キバオウが意外とまとも
キバオウは「ALSの出発は18時(だからそれまでにボスを倒しておけ)」と強調し、意外な優しさを見せてくれましたね。
正直なところ、キバオウは自己中の横暴なタイプだと思っていたので「あんた、意外とまともやんけ!」と驚きました(笑)。
ALSがボス部屋の前に到着し、攻略済みであることを知ったときのキバオウのホッとした感情がこちらにも伝わってきましたよ!
また、PKギルドのメンバーの「キリトは約束を破ってギルドフラッグを独り占めするつもりだ」といった暴力扇動に対し、キバオウは心を見透かし「プレイヤー同士が暴力的な手段で解決すべきでない」などとまともな反論をしていたのも印象的です。
こうしたことから、キバオウはできるだけ死者を出さずに攻略していきたいという気持ちをもっていることがわかりました。
今後も彼の活躍に期待したいです!
厄介なPKギルド
悪事を働く者は、自身の足がつく……つまり、犯人探しをされて特定されることを嫌います。
そのため直接PKするのではなく、対立しているギルド同士を殺し合いにまで発展させるという恐ろしい計画を立てたわけですね。
少々回りくどい計画のように見えますが、犯人探しされるのを避けたいのならこうするしかありません。
前述のとおり計画自体は悪くなかったと思うのですが、会話が運悪く盗み聞きされていたことで悪事が発覚しました。
あんな声の響く洞窟内で会話するわけですから、もっと警戒しておいたほうが良かったと思います(笑)。
しかもザコ敵も出てくるわけで、適切な場所選びだとは思えませんでした。
また、キリトがギルドフラッグを独り占めすることを主張した奴に関しては、顔を隠しており明らかに怪しかったですよね(笑)。
ゲームの世界なので愛用している装備品の可能性もありますが、あの発言を真に受けるのは危険です。
なんか真に受けていたおバカさんがたくさんいたように見えましたが、キバオウ、ナイス反論です!
さらに、新年早々にケンカを売ってきたPKギルドのメンバーにアドバイスするとしたら「1 VS 2はさすがにナメすぎなので次は人数を増やして挑もう」ということですね(笑)。
少人数チームのFPSやスプラをプレイなさっている方ならわかると思いますが、人数不利の状態での戦闘はかなりキツいです。
ましてや1 VS 2では勝てる気が全然しません。
ザコ2人相手ならまだしも、第5層のボスを倒してギルドフラッグを持っている「それなりの実力者」を相手にするわけですから、勝ち目はほぼないとわかるはずですが……。
もしかすると、2人の命を奪うことが目的ではなく、2人をビビらせて攻略の調子を乱すことが目的だったのかもしれませんね。
どちらにせよ今後もPKギルドがキリトやアスナを狙ってくると考えられますので、しっかりと対策を立てて警戒しておく必要がありますね。
ギルドフラッグの行方(ゆくえ)は……
「ギルドフラッグは1つのギルドにのみ効果を発揮する」という話を聞いて、私はすぐ「じゃあ、ギルドを統合すればいいやん!」と思いました。
もちろん、ALSとDKBはギルドの方針が異なりますので「安易に統合すべきではない」という意見はよくわかります。
しかし、ギルドフラッグの所有権で争い合ってしまうくらいなら、統合という選択肢は十分ありだと思うのです。
これはガサツな意見かもしれませんが、本当に合わないと感じるメンバーのみ他のギルドに移籍すればOKでしょう(笑)。
もしくは、ギルドの中に班(はん)を2つ作って、元ALS班と元DKB班で班分けして行動すれば良いと思います。
……2つのギルドの仲も、ギルドフラッグの行方(所有権)がどうなるのかということも、今後の展開として気になるポイントです。
センシティブなシーンを思い出してみる
アスナの入浴シーンは毎回のノルマなのでしょうか(笑)?
まあそれはさておき、アスナとアルゴの水着チャンバラはなかなかシュールでしたね。
アバターとはいえ、水着くらいは着用させてほしい気持ちはよくわかります(笑)。
それと、キリトは丘で退屈そうにしていたので、次からはチャンバラにぜひ誘ってあげてください!
ついでにミトもお願いします。
まとめ
個人的には第5層の大迫力のボス戦もなかなか印象的でしたが、話の流れ的に「PK集団」が最も印象に残りました。
世界史を勉強している方なら、このPK集団の計画に近い実例をご存知かもしれませんね。
また、キバオウの好感度が大きくアップしたことも印象に残りました。
もはやゲームの名前が「キバオウアート・オンライン」に変わっても文句はありません。
以上、アニメ映画『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』を視聴した感想と考察でした!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
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