【簡単】人権作文の書き方(おすすめテーマも紹介!) 【簡単】人権作文の書き方(おすすめテーマも紹介!) – みなためラボ

【簡単】人権作文の書き方(おすすめテーマも紹介!)


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はじめに

みなため

どうも! みなため(@MinatameT)です。

夏休みのシーズンは特に、人権作文がなかなか書けなくて悩んでいる方が多いと思います。

実際に、私も子供の頃は人権作文を「どう書けばよいのか」がわからず、苦戦しました

現在の私は、Webライター(ネットで文章を書く人)であり、人権教育者でもあります。そのため、文章の書き方や人権についてはちゃんと理解しています。

……ということで、このページを見てくださっているあなたに、人権作文の書き方を伝授します!

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それでは、その方法をさっそく確認していきます。

人権作文のテーマを決めよう(おすすめテーマ)

テーマを選ぼう!

まずは、「どんなことを書くのか」をはっきりと決めなければなりません。

人権にはいろいろな種類があります。ここでは、比較的わかりやすい「平等権」と「自由権」を中心に考えていきます。

平等権とは、不当な差別(してはいけない差別)をされない権利です。つまり、差別に関するテーマが書けます。例えば……

人権作文のテーマ例
  • 男性差別や女性差別
  • 外国人差別
  • 年齢差別
  • 障害者差別
  • コロナウイルスに関する差別

などですね。

自由権とは、人が自由に考えたり行動したりできる権利です。大きく分けて3種類ありますが、精神的自由権が一番わかりやすいと思います。例えば……

精神的自由権の例
  • 音楽、マンガ、ダンスなどの趣味を楽しむ自由
  • 発言内容の自由(ただし、不当な差別は禁止。)
  • 信じる宗教の自由

などですね。

私のおすすめは、平等権についてのテーマです。

なぜなら、差別に関する出来事はとても身近で、書きやすいテーマだと思うからです。また、差別の体験談をたくさん書くことで、文字数稼ぎもできます。

※「平等権と自由権以外のテーマを書きたい!」という方は、他のテーマにしても構いません。

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では、テーマを決めたら、次の4ステップを確認していきます。

人権作文の4ステップ

ここからが本番!

人権作文の文章の流れは、次の順番がおすすめです。なぜなら、書きやすいですし、わかりやすいからです。

人権作文の流れ
  1. 結論(私は~だと考えています。)
  2. その理由(なぜなら~だからです。)
  3. 人権について考えるきっかけになった出来事と、それについての意見(~ということがあり、~と思いました。)
  4. 結論(以上のことから、私は~だと考えています。)

別の書き方をおすすめしているサイトもあるのですが、文章の書き方に正解はありません。ここでは、私のおすすめする上記の4ステップで、作文していきます。

人権作文の流れ

それでは、各ステップの概要を説明します。

まず、ステップ1は結論です。ここでは、あなたが選んだテーマに関する最も伝えたいことを書いてください。「最も伝えたいこと」の答えを調べる必要はなくて、あなたが思っていることでOKです。

次に、ステップ2はその理由です。ステップ1で書いた内容についての、理由を書いてください。理由はわかりやすく書くことが大切であって、たくさん書く必要はありません。

ステップ1もステップ2も、文章の量はあまり多くならないはずです。ステップ1とステップ2をあわせて、100文字くらいで良いと思います。

ステップ3は人権に関する出来事です。とにかく、あなたの知っている具体的な例をたくさん詳しく書きましょう。体験談があれば最高です。ステップ3は、次の2通りの書き方があります。

  • ある1つの出来事について、たくさん書く。体験談なら長文を書きやすい。
  • 2つ以上の出来事について、まんべんなく書く。

例がたくさん思いついた方は、それらをまんべんなく書いていったほうが良いと思います。あなたの感想や意見も、忘れずに書いていきましょう。

原稿用紙を体験談で埋め尽くせそうな方は、それを集中的に書いたら良いと思います。あなたや友達が被害者の場合は、多少、感情的になっても構いません。

ステップ3が文章全体の大半を占めます。作文に慣れていない方にとっては大変かもしれませんが、頑張って書いていきましょうね。

最後に、ステップ4は結論です。ステップ1で書いた結論とほぼ同じになるはずです。一番伝えたいことを最初と最後に書くことで、最も大切なこと(要点)がとても伝わりやすくなります。これが、結論を2回書く理由です。

ステップ4は、文章の量があまり多くならないはずです。50文字程度でOKです。

※文字数が足りなければ、面倒ですが、ステップ3の文章の量を増やしましょう。

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それでは、人権作文の例を確認していきます。

人権作文の例(4ステップ)

人権作文の例として、私の文章を解説付きで掲載します。内容自体は大したことがないかもしれませんが、参考にはなると思います。

私の選んだテーマは「女性専用車両に関する男性差別問題」です。女性専用車両の問題点については、次の記事をご覧ください。

まずは、ステップ1(結論)の文章です。段落のはじめは1マス空けましょう。

ステップ1:結論 私はすべての不当な差別に反対しています。

たったこれだけなのですが、私の考えがはっきりと書いてあります。ちなみに、「不当な差別」とは「やってはいけない差別」のことです。

次に、ステップ2(その理由)の文章です。新しい段落は作らず、ステップ1に続けて書いてください。

ステップ2:理由なぜなら、不当な差別は「人権侵害」であり、絶対にしてはいけないことだからです。また、この世の中には、不当な差別を受ける(人権侵害される)ことによって、つらい思いをしている人々がいます。私はそうした人々のことを考えて、不当な差別に反対しています。

不当な差別に反対する理由が書いてあります。多分、伝わりやすいと思います。

次に、ステップ3(出来事と意見)の文章です。このステップが一番大変ですが、頑張りましょう。ここで、新しい段落にしておきます。

ステップ3:出来事と意見 実際のところ、人権侵害は日本でも頻繁に発生しています。例えば、女性専用車両に関する男性差別や在日外国人への差別などです。その他にも、LGBTなどの性的少数者への差別や高齢者への差別もあり、日本は差別大国だといえます。
 ここでは、女性専用車両に関する男性差別について、私の意見を述べます。現在、日本の鉄道には「女性専用車両」という名称の車両があります。この車両は、ルール上、誰でも乗れる一般車両です。なぜなら、本当に女性専用にしてしまうと、男性への人権侵害になるからです。
 私が中学生の頃、空いている女性専用車両に乗ったことがあります。しばらく乗っていると、向かい側に座っている大人の女性が数秒間、私を睨(にら)んできました。誰でも乗れる車両に乗っているだけなのに、なぜ、睨まれないといけないのでしょうか。そのときは非常に不快な思いをしました。
 また、数年前の関東では、女性専用車両に乗った高齢の男性が、女性客に爪でひっかかれるなどしてケガをしました。これは傷害事件です。それと同時に、男性への人権侵害であり、モラルに反する大問題だといえます。その他にも、女性客たちに「降りろ」と叫ばれる、女性客に暴行を加えられるなど、国民にはあまり知られていないような男性差別が、日常的におこなわれているのです。
(中略)
 このように、日本では男性差別が頻繁に発生しています。当然ながら、その他の種類の差別も頻繁に発生しており、男性差別の現状と同様に深刻であるといえます。そして、今この瞬間にも、不当な差別(人権侵害)に苦しんでいる人々がいます。そうした人々がいるのに、日本は今のままでよいのでしょうか。私は、国民一人ひとりの人権を守るためには、国民一人ひとりの人権意識の改善が必要だと考えています。

長くなるので、途中は省略しました。このように、実際の出来事と自分の感想や意見をしっかりと書くと、相手によく伝わる文章になりやすいですし、文字数はそれなりに稼げます。

まあ、中学生の方が私のような文章を書くと、「上から目線」な気はするのですが、それで大丈夫だと思います。むしろ、上から目線のほうが本気さが伝わって良いかもしれませんね。

それでは最後に、ステップ4(結論)です。ここで、新しい段落にしましょう。「以上のことから」でスタートできると、文章の流れが自然になると思います。

ステップ4:結論 以上のことから、私は日本国民の一人として人権意識を持って生活しています。したがって、私はすべての不当な差別に反対しています。

これで終了です。

以上の4ステップを守れば、書きやすく伝わりやすい文章になります。あなたも、ぜひ、人権作文を書くときに実践してみてください!

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人権作文の書き方の説明はここまでです。お疲れさまでした。

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